September 7, 2011

川口 鋳物のこと


川口を代表する産業と言えば「鋳物」ですが、みなさん鋳物ってご存じですか。
鋳物は、鉄やブロンズなどの金属を溶かして型に流し込んで形にする品物のことを言います。
例えば、昔のストーブや鍋・窯、お寺の鐘などがそうです。その他にも、マンホールや自動車部品、街角に立つブロンズ像など、実は私たちの身近にたくさんあるのです。

鋳物工場や鋳物師は最盛期に比べ大幅に減少してしまったので、まちを歩いていても鋳物工場に出会えることは少なくなってしまいましたが、その外観はとても魅力的です。
工場の屋根には“キューポラ”と呼ばれる煙突のようなものがあるのが特徴で(最近このキューポラも見つけるのが難しくなりました)、外壁は味わい深い鉄色になっているのです。

JR京浜東北線に乗って都内から川口に来る方は、荒川大橋を越えたら右側を眺めていてください。歴史を感じさせる鋳物工場が一件、今も堂々と佇んでいます。